a miracle of art [Book]
Nikon F3 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50
読み始めて、あ、これはダメかもと思った
でも、直ぐにそれは誤解だとわかった
読み終わって、あまりの感動に、涙も出ない
絵画、音楽、小説、そして全ての芸術における
「何か」について、明確に語ってくれた作品だ
僕もそう思う。きっとそうだ。それが感想
盗作 / 飯田譲治 梓河人
TIO [Book]
Nikon F3 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50
人知を超えた存在や現象は解明されない限り信じない
明確な結論や、メッセージがない話では物足りない
フィクションはノンフィクションの対極にあるべき
舞台となる場所や国や人種にリアリティが欲しい
。。。そんな人には時間の無駄とも言える小説だ
そして、若かりし自分が読んでいたら、きっとそうだ。
だから、今の自分は、確かに変わったのだと思える
ティオのようにシンプルに生きていられることこそ
とても素敵で贅沢なんだと。そんな世界への入り口
南の島のティオ / 池澤夏樹
the wall in your life [Book]
Contax T2 / Kodak TRI-X 400
過去に山を題材にした素晴らしい小説を2作品読んだ。沢木耕太郎「凍」と、横山秀夫「クライマーズハイ」今回は重厚な大作だが、一気に読んでしまった。引き込まれるストーリーと、優れた心の描写。そして何よりも、登場人物達の凛とした姿が美しい。それは、描かれた時代が数十年前だからなのか、今だったら、おそらく疎ましがられそうな人々が、とても、とても人間らしさを感じさせてくれ魅力的だ。しかし、この小説が最も僕に問いかけたのは、リスクというのは、冒しても良いのか、絶対に避けなければならないのか?ということ。これは登山に対する問いかけではなく、生きる事についての問いだった。果たして人生は、no risk no return で high risk high return なのか?まだはっきりと答えられない自分がもどかしい。でも、今の僕は、この小説に出てくる不器用で自分の心に正直に生きようとする人々にとても惹かれる。井上靖 / 氷壁
Closed Note [Book]
GRD III
ふと、書店で目が合った小説。なんか良さそう。
そして、読み進めるうちに大きくなる、ある予感。
それは、物語の終盤に現実となってしまう。。。
ディテールの描写が良い感じの、優しくなれる小説
そして、ちょっと新しい万年筆が欲しくなる小説
クローズドノート / 雫井 脩介
タグ:Closed Note GRD3
a crescent [Book]
Nikon F3 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50
「食堂かたつむり」が文庫になっていた。
派手さは無いが、丁寧な言葉と構成が、まさに私好み。
少し心の中で熟成させて、また読もう。
picnic through the night [Book]
Nikon D50 / AF Nikkor 50mm F1.8
恩田陸さんの、「夜のピクニック」 とっても優しい気持ちになれる小説。